現在沼津高専助教の大林千尋先生と,現在奈良先端大助教の爲井智哉先生との共同研究成果をまとめ出版した論文,
が,2015年度日本神経回路学会(JNNS)論文賞を授賞しました.この論文賞は,前年にJNNS会員が出版した全てのジャーナル論文の中から毎年2編が選定されるものです*1
本研究は,強化学習ロボットが,Assist-as-needed原理(支援への依存を防ぐためできるだけ支援を控える)に従い,個人適応的な力学的支援を行うことで,非熟達者のダーツ投擲運動の学習を促進可能であることを示したものです.今後,本論文で提案した(ダーツというわけではなく)フレームワークを広く非健常者へ展開していきたいと考えています.
大林先生も為井先生も,私が修士から博士まで指導をし,その後研究員としても頑張ってもらったこと,またこの研究により大林先生が博士号を取得したこともあって,今回の受賞は大変に感慨深いです.
本研究の遂行を陽に陰に支援してくださった皆様.本研究や論文の質の向上を導いてくださった論文査読者の方々,また選奨にお骨折りいただいた選奨委員会や推薦・選考委員の方々に心より御礼申し上げます.
*1:但し,Neural Networksから1篇選定