柴田教授のひびきの放送局 (Prof. Shibata's Blog)

九州工業大学大学院生命体工学研究科の柴田智広教授の公式ブログです (Official Blog of Prof. Shibata)

ひびきのサロン「多様な環境で作業する自律的ロボットのデザイン」を実施しました。

2019年3月8日に、北九州学術研究都市内にて、英国 Edinburgh大学の Vijayakumar教授(Alan Turing 研究所の副所長でもある)と、産業技術総合研究所ヒューマノイドロボット研究グループの阪口主任をお招きして、ひびきのサロンを開催しました。

f:id:tshibata:20190421152532j:plain

開催案内

Vijayakumar先生には、自律的かつ安心な制御を行う最適制御や、マルチモーダルセンシング、また大規模システムで実現可能なリアルタイム学習など、強力な機械学習技術と応用事例を紹介していただきました。

阪口主任には、産総研で開発してきたHRP シリーズを中心に、ヒューマノイドロボットに対象を絞り、その特性を生かして多用な環境で作業する自立型ロボットの設計論をハードウェアおよびソフトウェア両方の観点から紹介していただきました。

また、パネルディスカッションでは、「多様な環境で作業する自律的ロボットが、実社会で活用されるための現実的なシナリオや課題」と題して、海洋ロボティクスにおける世界的権威である九工大の浦特命教授(東京大学名誉教授)にも登壇していただき、大変に有意義なディスカッションを展開することができました。

f:id:tshibata:20190308165453j:plain

パネルディスカッションには浦特命教授にもご登壇いただきました。

 改めて、講師の先生方と、聴講者の皆様に御礼を申し上げます。