柴田教授のひびきの放送局 (Prof. Shibata's Blog)

九州工業大学大学院生命体工学研究科の柴田智広教授の公式ブログです (Official Blog of Prof. Shibata)

医療

パーキンソン病の母に触発された研究 ~在宅姿勢リハビリテーションシステム~

私が博士号取得後、JST ERATO川人学習動態脳プロジェクトの研究者になった頃に、母がパーキンソン病に罹患したため、奈良に呼び寄せ同居を開始しました。今よりパーキンソン病に関する情報を入手するのが遥かに困難でしたが、まず、ドーンセンターで開催され…

RSJ2023でもOS「介護とロボティクス」は盛況

昨年3月に新設した日本ロボット学会の研究専門委員会「介護ロボット研究専門委員会」で、RSJ2022@東大に立てた「介護とロボティクス」というオーガナイズドセッション(OS)。2日間にわたり、3セッション17件の発表で、大変盛り上がりました。 今、RSJ2023は…

セラピーロボット「パロ」の効果

先日、介護ロボット研究専門委員会で、産総研上席主任研究員の柴田崇徳さんを招いて、セラピーロボット「パロ」の社会実装について詳細にご説明いただきました。柴田さんの社会実装の活動は30年に及び、海外では30か国で活用されており、EU、イギリス、オー…

MASCC(国際がんサポーティブケア学会)で基調講演

順天堂大学 医学部 乳腺腫瘍学講座の齊藤光江教授にお声がけをいただき,昨年はJASCCのオンラインワークショップで招待講演をさせていただきました. 今年は初めての取り組みということですが,MASCC2023と第8回JASCCが奈良コンベンションセンターで合同開催…

寄り添いロボットの導入事例

寄り添いロボット、と言ってもコミュニケーションロボットではありません。下記動画を見ると分かるように、“転倒させない” ではなく “ゆるやかに転倒させる” 「転倒衝撃緩和装置」なのです。転倒する力で発電するので外部電源が不要なのも素晴らしいです。 …

パーキンソン病患者に役立ちそうなアプリ

10年ほど前にMedictomeというプロジェクトを進めていました。パーキンソン病患者向けに、タブレットやPC向けのアプリも開発し、パーキンソン病友の会奈良県支部の幹部の方々の協力もいただいていたのですが、当時のご高齢の方にはほとんど使っていただけませ…

在宅有料老人ホームで展示

昨日、(株)さわやか倶楽部清田館という、北九州市内にある在宅有料老人ホームで、井上創造研究室とともに、インタラクティブな研究展示を行ってきました。 柴田研の展示の様子 今回は、柴田研究室で開発し社会実装を進めているYouBalance(低コストなバラ…

第7回社会ロボット具現化ワークショップ 「医療やリハビリテーションや介護にロボットはどう活躍するか」が開催されました。

昨日、戸畑キャンパスで掲題のワークショップが開催されました。一般社団法人宗像医師会の塩谷理事からのお声がけがきっかけとなり企画された本ワークショップ。九工大からのシーズ提供や、宗像医師会、北九市立八幡病院、福岡歯科大学からのニーズ提供、ま…

中澤公孝先生のご来訪

本日は,東京大学大学院総合文化研究科の中澤公孝先生に研究室をご訪問いただきました.私は以前から中澤先生とは研究交流があり,現在は,中澤先生の基盤A研究「脊髄損傷後の随意機能回復を最大化する新たなニューロリハビリテーション戦略」の分担を務めて…

三木会で講演しました

先日,九工大の産学連携推進センターが主催する三木会で講演する機会をいただきました.三木会とは,産学官の関係者が集まる‘場’として、毎月第3木曜日に無料セミナー&交流会が開催され,私担当の回で107回を数えるのだそうです. 当日は午後4時半から戸畑…

北九州パーキンソン病リハビリテーション研究会で講演しました

昨日,北九州市ウェルとばたで開催された北九州パーキンソン病リハビリテーション研究会に参加し,講師も務めました.聴衆は医療関係者で,席が足りなくなる盛況ぶりでした. 第1講師の全国パーキンソン病友の会(JPDA)福岡県支部長様はご都合により欠席で…

全国パーキンソン病友の会福岡県支部北九州ブロック交流会2014に参加しました

ウェル戸畑で標記の交流会が開催されたので,初めて母と参加してきました. ←西野病院の理学療法士と作業療法士の先生がたによるストレッチ運動指導の様子 昼食や意見交換の時間が長くとってあったので,様々な方と交流できました.意見交換の時間は1時間半…