わが国では介護分野へのロボット導入が期待されていますが、ニーズが細分化されていることや、安全性・価格・効用のバランスをとることが難しいため、まだマーケット開拓の目途が立っていないという問題があります。
この問題に対する一つの重要な対策として、私はアイデア→プロトタイピング→実証評価のループを何度も回していく必要があると考えます。
図:先進的介護普及の方法論 (Methodology for disseminating advanced nursing care)
IT分野では、リーンスタートアップとか、ハッカソンなどの方法論がありますが、介護ロボットに関してはこれまでそのような試みは困難でした。
私たちは今回ついにそれを実現することができたのです!
2017年11月1日~3日にかけて、北九州学術研究都市にある九州工業大学(若松キャンパス(若松区ひびきの2-4))にて、HEBI Robotics 社のロボットモジュールを用い、生活支援ロボットをテーマにした世界初のHEBI Hackathonを開催しました。
主催は九州工業大学の社会ロボット具現化センターとスマートライフケア社会創造ユニット、共催はHEBI Roboticsと日本バイナリ―(株)、協賛はMathworks GK。そしてこれまでスマートライフケア社会創造ユニットにご協力いただいてきた(株)ウチヤマホールディングスと(株)さわやか倶楽部に今回もご協力をいただくことで、アイデアソンとそれに基づくハッカソン(ラピッドプロトタイピング)を実現することができました(つづく)。
アイデアソン実施時の集合写真