柴田教授のひびきの放送局 (Prof. Shibata's Blog)

九州工業大学大学院生命体工学研究科の柴田智広教授の公式ブログです (Official Blog of Prof. Shibata)

パーキンソン病治療における脳深部刺激

パーキンソン病治療における脳深部刺激は、2000年から日本でも保険適用が開始されていますが、長期の安定した利用はできているのだろうか。順天堂大学のDBS治療.comのQ&Aを見ると、5年以上は効果が続きそうですが、それ以上の情報が分かりませんでした。

juntendo-dbs.com

iPS細胞の技術が実用化された時には、DBS装置を取り外すことができます、と回答してあるので、かなり生体設置が安定した治療技術であることは推測できます。

厚労省のサイトでDBS治療で検索しても、長期利用における追跡調査は見つからなさそうだし、Googleでググっても、各病院のわずかの情報しか出てきません。
侵襲を伴う治療の追跡は、十分になされているのでしょうか。なされていれば、オープンデータにしてほしい。。。