柴田教授のひびきの放送局 (Prof. Shibata's Blog)

九州工業大学大学院生命体工学研究科の柴田智広教授の公式ブログです (Official Blog of Prof. Shibata)

子育て世代の包括支援

子どもは家族の、そして国の宝。

これまで、母子保健法に基づいた子育て世代包括支援センターと、児童福祉法に基づいた子ども家庭総合支援拠点というのがあって、連携が不十分だったので一体化し、2023年4月に内閣府の外局として創設される「子ども家庭庁」が所管するのだそうだ。

さて北九州はどうなっているのだろうと検索してみると、子ども家庭局が所管する子ども総合センターというものがあり、様々な業務を担っていることがわかった。

一時保護所の運営等に対して客観的評価を行うため、令和2年度から第三者評価を受審しており、その結果を公表している。概ねb評価で、いろいろ改善が必要との指摘があるので、早期の改善を期待したい。

 

話は少し変わるが、人口減少が加速するなか、合計特殊出生率は1.4前後で安定している。1970年代前半の第2次ベビーブームでよやく2.0を少し超えていたぐらいで、そもそも戦後10年もかからず2.0あたりに急減している。

よほどのことがなければ、合計特殊出生率が上がる見込みはないのでしょう。

 

下記、辛口の木下さんの主張はもっともです。高齢者福祉の最適化、福祉政策全体の最適化、ひいては全政策の最適化が必要で、これにはDXとかEvidence-based Policy Makingが欠かせない。

 

また、世帯主65歳以上の世帯の3割以上の貯金額が2,500万円以上とのこと。

こういった資金力のある層が、福祉に寄付や投資がしやすくなる環境づくりも必要なのではないかな、と素人ながら思います。