2014年1月に九工大に着任して、今年で9年目となります。着任以来、ラボ運営・研究活動に加えて、下記の様な新たな種まきと育成をしてきました。
なお、勿論それぞれ、様々な関係者のサポートを受けて実現したものです。改めて関係各位に御礼申し上げます。
授業科目の新設
とにかく、外部講師に刺激をいただきたいという想いで新設しました。
・生命体工学セミナー(外部講師を招聘する共通科目)
・AARセミナー(ロボティクスに関する国内外の外部講師を招聘する共通科目)
・enPiT-Pro 介護IoT演習
これは文科省プロジェクトで提供している演習で、九工大の科目ではありませんが、介護情報処理士を育てる取り組みの試行と思って実施してきました。enPiT-Proは継続しますが、別途新たな展開があるかもしれません。
国際化
・国費留学生優先配置プログラム(先進的支援ロボティクス)に申請して採択。現在まで順調に運営している。
・大学間交流協定締結
IIT Delhi、IIT Kanpur、Ateneo De Manila Univ、メキシコTecNMとの大学間および部局間交流協定
・多数の留学生・インターンシップ生の受け入れ
先進的介護の推進
・北九州市国家戦略特区ワーキンググループメンバとして、市の先進的介護システム推進室と連携しました。
・スマートライフケア社会創造ユニット設立(九工大研究戦略ユニット)
-> R4年4月から、ケアXDXセンター(九工大重点プロジェクトセンター)へと昇華しました(副センター長)。
・スマートライフケア共創工房設立
-> 地域イノベーションエコシステム形成プログラムでも活躍した
-> R2年度から厚労省介護ロボットの開発・実証・普及のプラットフォーム事業の全国拠点の一つとしても活発に活動しています。
・日本ロボット学会 介護ロボット研究専門委員会設立(委員長)
企業共同・連携
企業との新しい関係構築に取り組みました。
・FAIS 冠奨学金に
オムロン(株)、Honda Research Insitute JP
・2015年トヨタ HSR開発コミュニティ公募に採択された(10機関のうちの1機関)
--> Hibikino-Musashi@Homeの快進撃に繋がりました。
小倉での学会全国大会実施
全国の脳やロボットの研究者の皆さんに、北九州を知ってもらう機会となりました。
・JNNS2017(大会長)
・Robomech2018 (実行委員長)
展示
柴田研や九工大を全国や西日本に知ってもらえる機会になったと思います。
・国際ロボット展(IREX)2017, 2019, 2022 に着衣介助ロボットシステムを進化させながら出展しました。毎回マスメディアに大きく報道していただいています。
・西日本福祉機器展に 2018, 2021 に出展
学研都市内交流
・ひびきの金曜懇親会(当初は金曜酒場)
初めて数年はたくさんの先生の協力を得て毎月実施していました。
その後、クォーター制度に落ち着きました。近年では企業様にスポンサーについていただくなど、順調に発展した素晴らしい取り組みだったのに、コロナで封印しており本当に残念です!
社会・地域貢献
・R3年度4月から九工大学生プロジェクト「すぐ創る課」が発足(指導教員)
これからも必要ならどんどん新しいことに取り組んでいきます!