柴田教授のひびきの放送局 (Prof. Shibata's Blog)

九州工業大学大学院生命体工学研究科の柴田智広教授の公式ブログです (Official Blog of Prof. Shibata)

苦境のAmazon Alexa事業へエールを送ります

来年の景気後退を見越して、アメリカの主要IT企業が大幅な人員削減に踏み切る中、Amazon Alexa事業の現状もわかってきました。

個人的にAlexa(特にEcho Show 10)を高く評価しているので、このニュースにびっくりしました。確かに、音楽の再生や天気の確認にはよく使い、商品の注文にはほとんど使ったことが無いように思います。そのほか、赤外線リモコン操作にもよく使います。


しかし、敢えて私はAlexa事業へエールを送ります!


私の推しAlexaであるEcho Show 10は離れた家族とのコミュニケーションに本当にお勧めです。下記の動画はそれが良く分かる出来です。

注意点として、この動画では、孫からの連絡を受けるのに、画面のボタンを押していますが、アレクサアプリの「呼びかけ」という機能を使えば、先方の(Echo Showに限らない)Alexa機器に、受話ボタンを押してもらうことなく、接続できます。この「受話ボタンを押してもらうことなく」のところが極めて重要なのです。私は10年くらい前に、スカイプ障がい者の母とのTV電話を試みましたが、この「受話」がうまくできないことが多発したため、諦めた経験があります。Alexaの「呼びかけ」はこの問題を解決しているのです!

さらにEcho Show 10の凄いところは、カメラのあるモニタが呼びかけた主の方を向いたり、動きを追跡したりすることです。しかも、複数人が話していると、自動的にデジタルズームアウトして複数人を一画面に収めようとするのです! これらの機能があると、ストレスなく相手の空間に一緒にいる気分になれます

 

こんなすごいEcho Show 10が、もともと3万円を切っているのが驚きでした(上記Gigazineの記事によれば、原価だそうですが・・)。それがブラックフライデーの今なら、7,000円OFFの22,980円で購入できるようです。遠方の親と気軽に臨場感あるコミュニケーションがしたい方、単身赴任でご家族と離れて暮らす方など、ぜひこの機会に購入し、上記の体験をされてはいかがでしょうか?

 

各社がAIスピーカーを1つもしくは少しのバージョンしか製品化できないなか、Amazonは次々と多種類のAlexaを製品化し、またバージョンアップもしてきたことは、本当に凄いことだと思います。Echo Show も "10"でびっくりしてましたが、それどころか壁掛け型の"15"も出ています。どんだけのイノベーション魂なんだ!


Alexaを使ったり、SwitchBotを使ったりすれば、高齢者や障がい者の見守りや生活の質を上げたりすることが簡単に実現できる時代なのに、知らない人が多すぎるように感じています。私ももっと情報発信をしていかないといけないな、と思います。