柴田教授のひびきの放送局 (Prof. Shibata's Blog)

九州工業大学大学院生命体工学研究科の柴田智広教授の公式ブログです (Official Blog of Prof. Shibata)

人類は戦争をやめることができるか?

ブログ書いている場合でないのですが、下記、NHKスペシャルの広報を見て、どうしても少し書きたくなりました。

 

SFは現実化します。

人間のせいで、科学や技術は、必ず二面性を持ちます。

人間は古来からずっと、賢く、そして愚かです。

いつまでたっても大規模な殺し合いをやめません。

オリンピック休戦は、古代オリンピックからあり、近代オリンピックでも1994年のリレハンメル・オリンピックより提唱されたようですが、そもそも古代オリンピックから3千年近くたっても戦争をやめることができない愚かな人類には、シンギュラリティが悪い方ばかりに働く気がしてなりません。

 

しかし、こんな世界に子孫を放り出すわけにはいきません。私たちが最も大事にしなくてはならないのは、教育だと信じています。

SFは現実化します。なぜか? それはSF作家が古代ギリシャの哲学者のように、世界のことを考え抜いたからだと思います。

疑問に思う力。調査する力。考え抜く力、ビジョンを持つ力。コミュニティを創造する力。壁を突破する力など、世界をより良い世界にするためには、こういった力が必須で、その教育は小学校から必要だと思います。

日本の小学校は、これらの力を得るためのカリキュラムをなるべく増やしてきているようにに思います。しかし、日本だけではダメなんですよね。世界の隅々まで、こういった力を学習できる環境が必要です。

世界を良くしているのも、悪くしているのもオトナです。世界のオトナたちが、世界のコドモたちが上記のような力をつけるために、しっかりと Assist-As-Needed する時代が続けば、きっと明るい未来がやってくるはずです。

そう信じて、私も頑張って生きていきます。