柴田教授のひびきの放送局 (Prof. Shibata's Blog)

九州工業大学大学院生命体工学研究科の柴田智広教授の公式ブログです (Official Blog of Prof. Shibata)

2022-01-01から1年間の記事一覧

寄り添いロボットの導入事例

寄り添いロボット、と言ってもコミュニケーションロボットではありません。下記動画を見ると分かるように、“転倒させない” ではなく “ゆるやかに転倒させる” 「転倒衝撃緩和装置」なのです。転倒する力で発電するので外部電源が不要なのも素晴らしいです。 …

2023年2月の北九州企業特別体験会(Uターン、Iターンの方々も対象)

皆さん、ツクルくんとタクミちゃんってご存じですか? ものづくり北九州のキャラクターだそうで、タクミちゃんは新キャラだそうです。 2023年2月に、理系学生限定の、北九州企業特別体験会があるそうです。Uターン、Iターンの方々も対象だそうです。チラシ…

大分県との交流

スマートライフケア共創工房はR2年度から厚労省介護ロボットプラットフォーム事業のリビングラボとして、全国からご相談を受け対応していますが、もともとはテクノロジーを活用する介護イノベーションの九州のハブになろうと思って立ち上げた施設です。 北九…

厚生労働省老健局高齢福祉課からのご訪問

今年10月のことですが、厚生労働省老健局高齢福祉課の介護業務効率化・生産性向上推進室室長補佐、介護ロボット開発・普及推進室室長補佐を兼任され、経済産業省 商務情報政策局ヘルスケア産業課 医療・福祉機器産業室 室長補佐も併任されている、東様がスマ…

博士前期課程 高等専門学校推薦選抜が始まります!

高専専攻科を修了し生命体工学研究科への進学を希望する学生の皆さん! 受験機会を拡充し、高等専門学校専攻科と生命体工学研究科博士前期課程の教育研究を円滑に接続することを目的として、(令和6年度(2024年度)4月入学)高等専門学校推薦選抜が始まりま…

10日間の高専インターンシッププログラムで視覚を持つソフトロボットができました

私の所属する大学院生命体工学研究科では、今年も夏に高専インターンシップを実施しました。 柴田研では「モジュールを組み合わせてロボットを作ろう」というテーマに、大分高専から一名参加をしてくれました。10日間の濃密なプログラムを実施し、たくさんの…

スターフライヤーに乗ったことのない方はぜひ体験してください

北九州から東京に行くなら、北九州空港からスターフライヤーに乗るのがお勧めです。 福岡空港からも乗れますが、福岡空港は混雑しているので、搭乗後に滑走路周辺で、っ着陸前も空中で長く待たされることがあります。北九州空港はJALとANA/スタフラ便を合わ…

12月21日に山口県産業技術センター主催の介護・福祉機器開発セミナーに登壇します

2022年7月26日、私がセンター長補佐を務める国立大学法人九州工業大学社会ロボット具現化センターと、地方独立行政法人山口県産業技術センターは、学術の発展と新技術の創出を図り、先端的で広い視野と高い倫理観を有する高度技術をもって積極的に社会及び産…

すぐ創る課とパーキンソン病を患う元科学教室指導員が科学教室を開催

昨年閉館した市立児童文化科学館で40年以上も科学教室の講師や指導員を務めた小泉さん。パーキンソン病を患い手の震えで細かい作業がしにくくなり、強い力を加えることも困難に。そこで、すぐ創る課が補助器具を作成するなど支援を行うことになりました。 昨…

すぐ創る課とまちづくり協議会の共催イベントが開催されました

本日、九工大すぐ創る課とひびきの地区まちづくり協議会の共催で、 3Dプリンターで作るクリスマスオーナメントというイベントが開催され、ひびきの小の生徒さんと親御さん5組に参加していただきました。 まず最初に自治会長兼まちづくり協議会会長の西之原さ…

社会福祉法人善光会様が2度見学にいらっしゃいました

介護イノベーションの全国拠点の一つでもある「スマートライフケア共創工房」には、毎年多くの見学者が来訪されます。 昨年度は64件だったのですが、今年度は既にのべ79件の来訪がありました。 説明すること、デモできることがたくさんあるので、毎度1時間~…

レッドシューズ

(レッドショルダーならぬ)レッドシューズは、そうそうたる役者さんが演じる、オール北九州ロケ作品! 全国で公開されるようです。知っている場所、知っている人がたくさん出てくるので、見るのが楽しみです! 残念ながら九工大は聖地に入ってないようです…

北九州学研都市でTANO体験会を行いました

2022年12月5日に、北九州学研都市の技術交流開発センターの交流室で、ひびきの小の小学生の親子10組を集めてTANO体験会を開催しました(すぐ創る課主催)。 TANOはTANOTECH株式会社の製品で、厚労省介護ロボットプラットフォームのFuture Care LaboでTANOCHE…

汐入の里物産館が『SIOIRI』としてリニューアルオープン!

学研都市から車で15分弱のところに、ひびき海の公園(愛称:マリンパーク)があるのは以前も紹介したことがあります。 ここに汐入の里という古めかしい物産館があったのですが、昨日天気も良かったので、客人を連れてマリンパークへ行ってみたところ、状況が…

高齢社会デザイン研究発表会 × ケアXDXセンター × INFOSTA西日本委員会セミナー@北九州学研都市に参加しました

2022年12月2日と3日に北九州学研都市にて、高齢社会デザイン研究発表会 × ケアXDXセンター × INFOSTA西日本委員会セミナーが開催されました。 柴田研であり、九工大公認学生プロジェクト「すぐ創る課」の代表である山﨑君が「仮想空間アプリケーションを利用…

Alexaにカレンダー入力頼むの便利です

Alexaの活用方法として、時計、タイマー、音楽スピーカーしか使ってない人も多いようですが、私はカレンダー入力を時々音声で依頼します。 「アレクサ、カレンダーを入力して」というと、 「分かりました。日時を指定してください」と聞いてくるので、あとは…

すぐ創る課がニーズシーズマッチング交流会で展示を行いました

11月30日まで「オムロン太陽(株)×九工大すぐ創る課」が、(公財)テクノエイド協会主催の「ニーズ・シーズマッチング交流会2022」で展示を行いました。 この転倒防止用椅子のプロトタイプは、オムロン太陽さん50周年記念に参加した時に、コラボが始まった…

皆様の投票がすぐ創る課の活動資金になります ~Kyutech Giving Campaign~

本日から、KYUTECH GIVING CAMPAIGNが開催されています。投票数に応じた支援金を九工大から学生団体へ渡すというものだそうで、私が顧問を務める「すぐ創る課」も参加しています。 投票にお金はかかりません!支援金もさることながら、大変に高いレベルで活…

開通60周年を迎えた重要文化財の若戸大橋

グリーンパーク開園30周年など、N周年ネタをブログに書いたところ、知人に若戸大橋が開通60周年だよと教えてもらいました。そうか、だから水曜日のカンパネラに若戸大橋渡船の中や若戸大橋をバックに歌って踊ってもらってたんですね(ビデオでは後半のティ…

グリーンパーク開園30周年、北九州学術研究都市開設20周年、アイシュタイン来訪100周年

シバタ研調べで大芝生広場の面積は国内有数の、北九州市の名所の一つ、グリーンパークは開園30周年だったのですね! 5月にはバンビーノが来てくれて、今回はテツandトモが来てくれて嬉しい〜ポカポカ陽気の中、様々な芸で思い切り楽しませてもらい、素晴らし…

Echo Autoは車中でのAlexa操作にもってこい

部屋にもAlexa、スマートフォンにもAlexaという生活をしていると、車の中でもAlexaを使いたくなります。そんな時に、Echo Autoという製品があることに気が付きました。 5千円くらいしかしないこの装置は何だろうと思ったのですが、「カーオーディオからの音…

Echo Show 10は見守りにも良い ~遠隔操作でカメラを360度近く回すことができます~

昨日下記のブログ記事を書きました。 言い忘れたのですが、Echo Show 10は、Alexaアプリから見守りカメラとして用いることができます。アプリ上で指でスワイプしてカメラの向きを変えることができるので、先方の部屋を見回すことが可能です。先方には、こち…

苦境のAmazon Alexa事業へエールを送ります

来年の景気後退を見越して、アメリカの主要IT企業が大幅な人員削減に踏み切る中、Amazon Alexa事業の現状もわかってきました。 個人的にAlexa(特にEcho Show 10)を高く評価しているので、このニュースにびっくりしました。確かに、音楽の再生や天気の確認…

駅舎で重要文化財に登録されているのは「東京駅」と「門司港駅」のみ

北九州には日本新三大夜景が楽しめる皿倉山があったりと、様々な観光スポットがあります。ところで、現役の駅舎で重要文化財に登録されているのは「東京駅」と「門司港駅」のみという事実を知らない方もまだいらっしゃるのではないでしょうか。 東京駅は2012…

MIRAI2.0@九大伊都キャンパスでキーノート講演をしました

名古屋大学の平川先生にお声がけいただき、九大伊都キャンパス椎木講堂でi一週間開催されるMIRAI2.0の、ageingセッションにてというタイトルでキーノート講演をしました。MIRAI 2.0は、スウェーデンと日本の20の大学が協力し、長期的な研究協力に貢献すると…

北九州で介護ロボット研究専門委員会を開催しました!

2022年11月11日に、北九州で日本ロボット学会の介護ロボット研究専門委員会を開催しました。せっかく委員の先生方が北九州まで来てくださるので、てんこ盛りの企画にしました(かなりバタバタしてしまいましたが ^^;)。 まず小倉駅北口すぐのバス乗降場から…

介護DXをますます盛り上げていきましょう!

本日の日経電子版に、日本ロボット学会(RSJ)の介護ロボット研究専門委員会で、RSJ2022@東大の時にオーガナイズした「介護とロボティクス」セッション に関連する記事が掲載されました(紙版は昨日掲載)。 この記事中でのジェイテクトのフレアリーに関す…

AMED ロボット介護機器開発等推進事業セミナー

先日、下記ブログをアップしました。 私の動画を見ていただくと、AMEDが運営する介護ロボットポータルサイトも紹介しています。ここのセミナー・イベント欄からアーカイブを選択していただくと、「ロボット介護機器開発等推進事業セミナー」のリストがあり、…

スマートウォッチによるストレス推定はよく実態を反映している

スマートデバイスを用いて、パーキンソン病患者のウェアリングオフ予測をする研究は少しずつ進んでいます。 つい最近も、1時間先のウェアリングオフ発生が7~8割の精度で予測できたという報告を国際学会で行いました。 Victorino, Shibata, et al. (2022) P…

必見!介護分野の歩き方

厚労省介護ロボットロボットプラットフォーム事業(以後、介護ロボPF事業と略)のリビングラボでもある「スマートライフケア共創工房」を運営しており、ニーズシーズマッチング支援事業の委員も務めている柴田です。 介護イノベーションは日本の喫緊の課題。…