先日、柴田研から、広島大学、産業医科大学との共同研究論文を出版することができました。
Effects of Gait Inducing Assist for Patients with Parkinson’s Disease on Double Support Phase During Gait
邦題:パーキンソン病患者を対象とした歩行誘発的アシストが歩行時の両脚支持期に与える影響
本研究では、パーキンソン病患者の半数が悩まされているというすくみ足の抑制に必要と考えられる歩行改善を目的として、歩行誘発的アシストを行う空気圧人工筋を用いた支援システムを開発し、5名の被験者(パーキンソン病患者)を対象にその有効性を検証したものです。
装置開発の動機、設計コンセプト、および実験の一例、はこの動画を見てください。
健常者装着時の様子は、この動画を見て下さい。
ところで、知らない方も多いかと思いますが、産業医科大学は、全国で唯一の産業医を育成する大学で、英教育誌タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)が9月の2日に発表した今年の世界大学ランキングで、評価基準の一つ「論文引用」で世界1位になったそうです。私の所属する、九州工業大学大学院生命体工学研究科から産業医科大学までは、車で10分かからないところにあるため、医学部の無い本学としてはとてもありがたい存在です。
なお、北九州市について、人口10万人あたりの病床数は、病院、一般診療所とも第2位なんです。
91も病院があるそうです。この地の利を、もっと研究に反映させる必要を感じています。