柴田教授のひびきの放送局/Prof. Shibata's Hibikino Station

九州工業大学大学院生命体工学研究科の柴田智広教授の公式ブログです.

感染症対策としての自動車の遠隔運転

感染症対策として、工学技術者ができることはなんだろうか。

知人の経営者から教えてもらったところ、タクシー会社が本当に大変なことになっているらしいです。同情の電話は来るけど、乗車はできないとも言われるそうです。

 

不要不急の外出を控える、というのが原則ではありますが、それでも移動が必要な方々のために、5Gでドライバーが遠隔運転、というシステムがあれば、タクシー運転手の職も奪わない、とても良い感染症対策になりますよね。

勿論、法律が追い付かないといけないし、運転手の講習もしないといけない。
前者について、国会議員の皆さん、ぜひ良い仕事してください!

下記は、2019年10月の記事ですが、最新の状況はどうなってるでしょうか。

k-tai.watch.impress.co.jp

3月3日は戸畑キャンパスで研究室配属説明会

九工大機械工学コース・宇宙工学コースの3年生の皆さんへ。
3月3日の、10:25-10:35に研究室配属説明に行きます。その後10分間の休憩があるので、柴田研に興味のある学生さん気軽に相談に来てください😀

 

今日はついに福岡県にも冬将軍がやってきました。
皆さん、十分に体調に気を付けましょう。インフルエンザの流行レベルは劇的に低いですが、

www.pref.fukuoka.lg.jp

日本ではコロナウィルスが感染拡大しはじめました。

xn--eckd2b0a6fujka.com

体調管理し、免疫系を活発にし、手洗い、うがい(もしくは頻繁な飲水も良いらしい)を徹底し、必要に応じてマスクをするなどして、ウィルスに備えましょう。

 

新型コロナウィルスによる中国国内感染者増加数と死亡者増加数をグラフにしてみました

公式発表の数値に基づいて、新型コロナウィルスによる中国国内の感染者数とその増加数、また死亡者数とその増加数をグラフにしてみました。

感染者数はこちらです。28日増加数が少し下がったのですが、29日にまた上がったので予断を許さないですね。

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死亡者数はこちらです。こちらはまだのびていきそうな。。。亡くなった方とそのご親族に深くお悔やみ申し上げます。そして、加油 武漢

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ひびきの小学校は驚きのマンモス校

2017年4月にひびきの小学校が、北九州学術研究都市に隣接して新規開校しました。
下記、写真を見てください。これ、全校生徒じゃないんですよ。

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JCOM わくわく一年生より抜粋

実はこれ、現在の一年生なのです!

開校当時の一年生から6クラスありましたが、次の新一年生は7クラス、現在は8クラスと、驚きの増加を続けています。全校生徒数は約1,300名!
ひびきのやその周辺地域では、まだ住宅建設ラッシュが続いているので、まだまだ生徒数は増えそうです。

北九州市は、政令指定都市の中で高齢化率第一位なのですが、学研都市にいるとふとそれを忘れそうになります。折尾駅の再開発もいよいよ終盤で、折尾駅~ひびきの周辺は、ますます活気に溢れていくことでしょう。

私はよく子供をグリーンパークに連れて行きますが、元気に外で遊ぶ子供たちがたくさんいて、その声を聴いているだけでもとても癒されます。素晴らしいグリーンパークの話は、またいつか書きたいと思います。

hibikinadagp.org

 

 

鈴木未来選手、ダーツ世界選手権で連覇達成おめでとうございます!

日本人の快挙の記事を偶然に目にしました。

こんなすごい女性の選手が日本にいたんですね!
鈴木選手、おめでとうございます!

ところで、私は研究者として、ヒトの運動学習支援システムに興味があり、ダーツを題材とした研究を現ホンダ技研の大林さんと、現神戸大学の爲井先生と共同で行い、出版した論文で日本神経回路学会論文賞を受賞することができました。

受賞論文の解説は下記から無料で読めるので、興味のある方はぜひご覧ください。

実はこの研究を開始したころ、大阪に強い選手がいるということで、事務所に一度問い合わせたことがありました。その際、選手として興味があるポイントと、我々が研究し得るポイントに乖離があったため、選手の協力を仰ぐのは断念した経緯があります。
この論文が出版されてからおよそ6年。技術的にトップクラスの選手の興味に応えられるか、ぜひしっかり考えてみようと思います。

 

先天性ミオパチーの会代表の伊藤亮さんが来訪されました。

皆さん、先天性ミオパチーという難病をご存知ですか?

本日、一般社団法人 先天性ミオパチーの会代表の伊藤亮さんが、スマートライフケア共創工房柴田研の見学にいらっしゃいました。呼吸するための筋肉の筋力が健常者の1/10程度ということで、時々手動の吸入器を用いておられました。その吸入器は緊急組成バッグ(アンビューバッグとかアンビューとも言うそうです)を転用して用いられているそうで、その吸い口は3Dプリンタで作成されたのだそうです。素晴らしい!

そして分身ロボットOriHimeのデモもしてくださいました。動作が可愛く、操作も簡単で、これは難病や障がい者の方が分身で社会参画するのが嬉しくなるだろうなぁ、と思いました。

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伊藤さんがOriHimeをデモしてくださいました

「先天性ミオパチーについて」を見ると、数多くの種類があり、症状も違うので確定診断が必要なのだそうです。
これから先天性ミオパチーにロボット技術で何ができそうか調べてみますが、一方で遺伝子治療に新たな動きがあることも、伊藤さんに教えていただきました。

www.mixonline.jp

この記事によれば、Audentes社は、アデノ随伴ウイルス(AAV)に基づく遺伝子治療薬の研究開発に注力する企業で、X染色体連鎖性ミオチュブラー・ミオパチー(XLMTM)の適応取得を目指す「AT132」という薬を有するようなので、XLMTMタイプの患者さんの希望になるのではないでしょうか。

今後も、障がい者や患者の方々のために、ロボティクスや遺伝子治療などの先端技術がますます発展することを祈念します。柴田研も頑張っていきます!

 

出生率の低下は止められない? - 20年先を行く北九州モデルへの期待 -

恐ろしいニュースが飛び込んできました。

www.nikkei.com

子供の養育・教育費が出せない気がする、子供より自分にお金をかけたい、子供を授からない、などなど様々な要因があるでしょう。

一時期フランスの出生率回復が話題になりました。

mamapicks.jp

しかしもう低下しているのです。

ecodb.net

フランスの件について、2018年のこんな記事もありますね。

newsphere.jp

上記記事では、出産適齢期が上がった、出産年齢にある女性も減少という分析もあれば、説明的モデルはなく理由の特定は難しい、という意見ものっています。


説明的モデルが不明でも、統計は嘘をつきません(各国の統計を信じるしかない)。
日本の統計局のデータを見てみましょう。

www.stat.go.jp

上記ページの中央付近にある、「令和元年12月報 (令和元年7月確定値,令和元年12月概算値)(PDF:297KB)」を見ると詳細な表が出てきます。
そこで令和元年12月概算値を読み取り、女性のうち50歳以上の方の比率を調べてみると、2020年問題の一つと言われていた通り、約49.8%(女性人口のほぼ半分)でした。すなわち、女性のほぼ半分の方たちはほとんど出産しないということです。

この資料のまま階級幅を5歳で、下記に女性人口をプロットしてみました。

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45歳から49歳の階級をピークに、そのから若い世代はガクッと人口が減少していることが分かります。ちなみに、20歳~44歳の女性人口比率は約26.9%しかいません。

この状況で、人口減少に歯止めをかけようとすると、数少ない出産適齢期の女性に、たくさん子供を産んでもらうしかありませんが、それは非常にハードルが高いことはフランスの事例でもわかります。また、万一子供をたくさん産んでもらえたとしても、その効果が表れるのは20年以上先のことです。

日本では、高齢者数のピークがちょうど20年後で、高齢化率のピークはさらにその25年以上後、と予測されています。

www8.cao.go.jp

今、大胆な出産・子育て支援策を打ったとして、万一出生率が上昇したとしても、この20年から45年程度は、経験したことのない少子高齢社会と向き合うしかなさそうです。

実は、私が住む北九州市では、高齢者数のピークは2020年で、高齢化率のピークが2040年と予測されています。すなわち、全国推計値の20年前を行っている状況なのです。そこで、経験したことのない少子高齢社会と向き合うことができる「北九州市モデル」といったものが提案できれば、それは日本に大きく貢献できることが期待されます。

国家戦略特区であり、そのメインテーマを「介護ロボット導入実証」とする北九州市は、先進的な取り組みを展開し、実際に北九州市モデルを提案するたゆまぬ努力を続けており、

www8.cao.go.jp

私もこの特区のワーキンググループメンバとして、また研究者・教員として、少しでも貢献ができればと思い、全力で活動を展開しています。

tom-shibata.hatenablog.com