柴田教授のひびきの放送局 (Prof. Shibata's Blog)

九州工業大学大学院生命体工学研究科の柴田智広教授の公式ブログです (Official Blog of Prof. Shibata)

令和6年度の介護ロボットやICT等テクノロジーの導入を支援する補助金

介護現場の人材不足は喫緊の課題です。人材不足は介護の現場だけではなく、全分野に渡ることは繰り返し強調しておきます。

厚労省は今年度も大規模な補助金を用意してくれていますので、各施設の経営者の方々は、この機会を逃さず、ぜひ介護する側、される側が幸せでいられるように、もしくはさらに幸せになれるように、ぜひ介護ロボットやICT等テクノロジーの導入を進めていただければと願ってやみません。

 

令和6年度は①介護テクノロジー導入支援事業(予算規模137億円)と、②介護サービス事業者の生産性向上や協働化等を通じた職場環境改善事業(昨年度補正予算を繰り越し実施、予算規模351億円)の2つの事業があります。

厚労省の資料はこちらにありますが、2つの事業の比較は例えば下記、シルバー産業新聞のケアニュースをご覧いただければと思います。

このケアニュースの記事には、上記補助金申請の都道府県別の実施状況が示されており、【締め切り】と書かれた都道府県が非常に多いですが、実際には多くの自治体が補助要項を出せていない状況のようです。例えば東京都の場合、下記事業は【締め切り】の表記がありますが、

ケアニュースの当該記事中の東京都のある補助金申請情報

実際にこのリンク先に行ってみると、下記のように表示されています。

東京都福祉保健財団 令和6年度次世代介護機器導入促進支援事業の要項ページ

 

従って、要項がいつ出るのか、または申請が閉め切られているのかどうかは、各自治体のホームページをこまめにチェックするか、自治体に問い合わせていただく必要があると思います。

さて、介護人材不足に困っている施設の経営者の皆様、介護ロボットやICT等テクノロジーの導入に興味はあるけど一歩踏み出せていなかった施設の経営者の皆様。ぜひ申請に取り組んでいただければ思います。

介護ロボットやICT等テクノロジーの導入は本当にメリットがあるのかとか、導入がうまくできるのか不安をお感じの施設経営者も多いと思います。しかし、導入・運用に成功しメリットを享受している施設はたくさん存在します。

また、導入・運用の疑問や不安を相談できる窓口も多数あります!

以上のような補助金や窓口を利用していただければ、あなたの施設も介護する側・される側が共に幸せでいられるように、もしくはさらに幸せになれる施設へと変貌することができるはず。ぜひ前へ進んでいきましょう!