昨年，九工大一行の一員として，ロレーヌ大学を訪問しましたが，その際，2023年で交流20周年だから，ぜひ本学で記念イベント開催し，今後の交流をより深めよう，という話しになりました．
その後11月には，ロレーヌ大学のLORIA研究所一行が若松キャンパスにお越しになりました．
そして今年，６月８日～９日の２日間，戸畑キャンパスで20周年記念イベントが開催されました．
初日は，GymLaboでJoint Workshopが開催されました．私の講演中には，柴田研の研究や，現在研究室に所属する３名のロレーヌ大留学生の研究状況，また若松キャンパスや北九州学研都市の紹介を織り交ぜました．
二日目は百周年中村記念館でセレモニーが開催され，双方の学長の挨拶や，フランス大使館参事官の祝辞がありました．
その後，過去にロレーヌ大学から九工大に留学した学生や，デュアルディグリープログラムで修士号を取得したロレーヌ大学の学生達のプレゼンテーションや，現在ロレーヌ大学で博士号取得を目指す元九工大学生のビデオメッセージがありました．
その後，今後の交流振興策などについて，大変前向きで生産的な議論がなされました．
イベントの締めくくりは，留学に興味のある本学日本人学生を交えた説明会と，その後の立食パーティでした．
柴田研からは現在，博士後期課程学生2名をロレーヌ大学のLORIA研究所に派遣しており，２～３か月の短期間ですが，ずいぶんと頑張っているようで，帰国後にゆっくり話を聞くのをとても楽しみにしています．
先人の努力で2003年にロレーヌ大学の一部であるEcole des Mines Nancyと本学が協定を結んでから，着実に発展してきた交流が，これからますます盛んになるように，私も微力ながら貢献していきたいと思います．
