先日,経産省の医療・福祉機器産業室から南須原室長補佐、平井様、また同省九経局からヘルスケア・バイオ産業課村中係長様が、スマートライフケア共創工房にご来訪されました。
柴田研の着衣介助ロボットを体験してもらった後、スマートライフケア共創工房をじっくりとご見学いただきながら、介護ロボットの開発や普及について、質疑応答や大変貴重な情報・意見交換をさせていただきました。
2013年に始まった政府による介護ロボットの開発と普及の事業は、もともと経産省が主に開発担当、厚労省が主に普及担当という体制でした。スマートライフケア共創工房がリビングラボを務める厚労省の「介護ロボットの開発・普及・実証のプラットフォーム事業(R2年度~)」の会合にも、二省のシナジー効果を発揮すべく、近年、オブザーバーとして南須原様や平井様など経産省の方も出席されています。今回、南須原様とは久々にリアルでお会いすることができて大変嬉しかったです。
10年前ではWiFiすらほとんど使われていなかった介護施設ですが、WiFiを使うインカムや見守り機器が普及期に入ったと言ってよいと思います。介護人材不足が顕著になり、施設の倒産も急増しています。入浴介助や移乗介助のロボットもじわりと導入・運用が進んでいます。政府も開発企業も尽力してします。これから見守り機器以外の介護ロボットの普及が進むものと強く期待していますし、各リビングラボも引き続き開発・実証・普及の支援を頑張っていきます。
最後になりましたが、遠方からご来訪いただいた皆様、また見学対応してくれた柴田研の学生の皆さんに改めて感謝を申し上げます。