柴田教授のひびきの放送局 (Prof. Shibata's Blog)

九州工業大学大学院生命体工学研究科の柴田智広教授の公式ブログです (Official Blog of Prof. Shibata)

スマートライフケア共創工房に北九州市保健福祉局長ご一行がご来訪

すっかりブログ記事にするのが遅れましたが、4月に、スマートライフケア共創工房北九州市の武藤保健福祉局長と先進的介護システム推進の塩塚室長、馬場次長、和田係長のご一行がご来訪されました。

研究や取り組みの先進性だけでなく、学生の積極性にも感心されたとのお言葉をいただきました。

ご一行との記念写真

様々な見学・体験をしていただきました

 思い起こせば、2014年に本学に着任してすぐに、FAISが主催した「2030年の北九州地域の産業活力強化に向けた検討会」に招いていただきました。下記、その時の資料の抜粋です。論点(2)(3)に書いたことを、可能な限りは実行してきたつもりです。

2030年の北九州地域の産業活力強化に向けた検討で用いた資料抜粋

 

 その後、H28年度から5年間、北九州市の国家戦略特区(介護ロボット特区)ワーキンググループメンバを務め、その後も市の先進的介護システム推進室と連携しています。

 H28年度からは本学と市が連携して文科省の地域イノベーション・エコシステム形成プログラムに採択され、スマートライフケア共創工房の整備を開始することができました。様々な方々の協力を得て工房の整備は進みました。この場を借りて改めて御礼申し上げます。

 R2年度からは、スマートライフケア共創工房は厚労省介護ロボットの開発・実証・普及のプラットフォーム事業におけるリビングラボの一つとなり、学生も大変よく頑張ってくれて、市内や市外のたくさんの企業支援を頑張ってきました。市内の介護施設事業者(孝徳会様、さわやか俱楽部様、もやい聖友会様)や在宅看護事業者(在宅看護センター北九州様)とも実証実験で連携してきました。

 また、柴田研究室としては、近隣の産業医科大学や在宅看護センター北九州とも共同研究を行ってきています。R3年度には九工大公認の学生プロジェクト「すぐ創る課」が発足し、テクノロジーと福祉の共創に熱く取り組んでいます(所属学生が、学長表彰「社会貢献賞」を3年連続受賞)。

 これからも、市と連携して介護医療福祉におけるスマートコミュニティの発展に頑張っていく所存です。また、それが事業となって、北九州地域の産業活力強化に、直接的、間接的に貢献することを祈っています。