柴田教授のひびきの放送局 (Prof. Shibata's Blog)

九州工業大学大学院生命体工学研究科の柴田智広教授の公式ブログです (Official Blog of Prof. Shibata)

介護ロボットメーカー連絡会議は有益な情報に溢れて (2)

午後の第2部では、まず私がスマートライフケア共創工房などリビングラボの機能や取り組みを紹介しました。続いて、地域相談窓口からとちぎ福祉プラザモデルルーム 福祉用具・介護ロボット相談・活用センターの講演がありました。とちぎノーマライゼーション研究会のご紹介のところで、介護ロボット分野での事故やヒヤリハットの6割が、ロボットの使い方の間違いに起因する、というお話しがありました。企業としては、使用方法を間違わないでほしいわけですが、なかなかそういうわけにはいかない。

皆さん、家電を購入しても、マニュアルにびっしり書いてある注意書きをちゃんと読む人はあまり多く無いのではないでしょうか。また、どんな家電でも間違った使い方をすると危ないので、NITEがよく警告を発するのですよね。UIやマニュアルの改善は勿論ですが、究極的には企業が各家庭を訪問して良い使い方、悪い使い方の指導ができると良いのでしょう。実際には福祉用具販売・レンタル業者さんがそのような役割を果たしてくれるのが理想の一つではないでしょうか。