九工大の公式学生グループとしてのすぐ創る課は、昨年度結成されたばかりですが、その福祉DXとも言える活躍は目覚ましいものがあります。末尾に主要なものを列挙しておきますが、最新の活動の様子が、この6月に2度に渡って読売新聞で大きく報道されました。6月4日の夕刊(福岡・北九州)、本日18日の朝刊(北九州・京築)です。6月4日の分は電子版も出版されています。
本日朝刊の分は、より広くすぐ創る課やその活動が紹介されていました。相談用のメールアドレスも紹介されていました。ますますニーズが集まると思うのですが、大学院生たちは研究をするのが本分のため、すぐに対応できないニーズも多数あります。それらを埋もれさせず整理して公開したり、対応できる組織や個人に取り次いだりする機能強化が必要です。また、福祉のニーズを持つ当事者や地域が、自助・共助用の道具を当事者や地域で自ら開発できるようになることがとても重要です。そのために、すぐ創る課は「社会実装型福祉DX」をビジョンに掲げ、今年度も活発に活動をしてくれることでしょう。
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「すぐ創る課の2022年度の主な成果」
- 先天性ミオパチー患者の呼吸器アダプター、スピーカー取り付け治具の開発
- 脳性まひの子供が介助ありで自ら車いすを操作できるジャイロコントロールソフトウェア開発
- 着衣介助を行いやすくするためのモバイルチェア作成
- 北九州市主催北九州IoT Maker’sの最終審査に2件選抜
- (公財)テクノエイド協会のシーズニーズマッチング交流会にて「福祉機器の利用と開発の状況」について招待講演
- 西日本国際福祉機器展に福祉機器を展示
- ひびきの小学校と初の小大連携イベントの実施,併設展示会の実施
- ミスミ特別支援団体に認定
- 当事者と介助者を対象とした自助具の作り方を学ぶハンズオンを実施
以上のような活躍が認められ、課長(リーダー)の山﨑君は、九工大より令和4年度学生表彰(社会貢献賞の部)で生命体工学研究科よりただ一人受賞しました。