柴田教授のひびきの放送局 (Prof. Shibata's Blog)

九州工業大学大学院生命体工学研究科の柴田智広教授の公式ブログです (Official Blog of Prof. Shibata)

集中講義「介護医療DX演習」を開催しました

8月21日から23日に、Global Advanced Assistive Robotics (GAAR)コースの、新しい必修選択科目「介護医療DX演習」を集中講義の形式で開催しました。東京在住の社会人博士2名も履修しました。

履修生たちと

1日目は、私、井上先生の他、非常勤講師として(株)豆蔵執行役員の安井先生にビジネスの視点からDXやMLOpsについて熱く語っていただきました。スライドの英語対応もしていただき、心より御礼申し上げます。

安井先生の授業の様子

二日目は、スマートライフケア共創工房にある数々の機材を体験してもらいました。

更に、「ニーズ把握」演習を行いました。スペシャルゲストとして、社会福祉法人もやい聖友会の権頭理事長、在宅看護センター北九州の坂下理事長、先天性ミオパチーの会の伊藤代表理事に当事者としてご参加いただき、また、ちょうど高専インターンシップ開催中だったので、高専インターンシップ生にも参加してもらって、ワールドカフェ形式でワークショップを行いました。最終的に各テーブル毎にニーズを選んでもらい、シーズも考えて発表をしてもらいました。

ワークショップの様子

三日目は、二日目に把握したニーズを念頭に置いた、ラピッドプロトタイピング演習を行いました。一日だけだと、3Dプリントに時間がかかったり、プログラムのエラーがとれなかったりと、完成までこぎつけることは難しいチームもありましたが、それぞれ立派なプレゼンテーションを行ってくれました。

発表事例:カチャカを使ったデモンストレーション

発表事例:3Dプリンタを使ったチームのプレゼン

来年は今年の反省点を踏まえて、よりよい集中講義にしたいと思います。